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(b)ATNとの適合性
VDL SARPsのサブネットワーク依存収束機能(SNDCF)に関する記載が、ATN SARPsと重複しているため、ATNパネルに対し、修正案を提出することとした。
(c)モード1及びモード2のVDL SARPs採用
バリデーションの完了に伴い、VDL SARPs,VDLガイダンス・マテリアル等に関するICAOステート・レターが発行されたことが事務局から報告され、各国及び機関の代表者に対し適切な回答(承認)を行うよう要請することとした。
なお、VDL無線機の立ち上がり時間については、自動利得制御(AGC)設定のために2シンボル(現SARPsは4シンボル)で立ち上がるようSARPsの修正を求める回答を出すことが要請された。さらに、現在のビット誤り率(BER)に関する定義が曖昧なため、訂正後の誤り率が10−4以下となるよう修正を求めることとした。
(d)VDLのための周波数計画
同一チャネル干渉(CCI)については、今後、製品レベルの機材を使用した飛行環境下での測定と評価が必要であり、隣接チャネル干渉(ACI)についても音声に対する影響を評価する必要があるとの結論となった。このため、今後WG−BにてVDLのための周波数計画について検討することとなった。
(e)8.33kHzチャネル/周波数対応
25KHz間隔のチャネル設定に関して、改訂後のICAO案では、実際に使用する周波数(例:XXX.X25、XXX.X75MHz)とICA0のチャネル名(例:XXX.X20、XXX.X70)で相違があるため、8.33kHzが導入されない地域で混乱を生じる恐れがあることが判明した。このため、ICAOレターに対する回答にICAOチャネル名を(XXX.X25、X75)と変更する提案を出すことを要請することとした。
(3)議事項目3(WG−A活動概要報告)
AMSS(Aeronautical Mobile Satelllite Service)に関して、R/T手順の研究をさらに行うことが承認された。
(4)議事項目4(各WGへの委託事項のレビュー)
AMCP/4会議で了承された今後の活動について、各WGへの委託事

 

 

 

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